（蜂須賀家卍紋入り采配）
柄の長さ32cm
蜂須賀小六は太閤記によりますと野武士の出で、当時の木下藤吉郎とは矢作川の橋の上で遭遇し一時木下藤吉郎は蜂須賀小六の子分となり諸国を回って見聞を広めたと言う話は有名ですがそれも後世の面白おかしい作り話の様です。蜂須賀小六（正勝）は元は織田信長の家臣でありその後秀吉の与力として活躍しました。その後蜂須賀小六の子の蜂須賀家政と共に秀吉直臣となって、阿波一国を治める大名へと立身しました。秀吉の死後、関ヶ原の戦いにおいて、蜂須賀家政の子の蜂須賀至鎮が東軍に与し、領土を安堵され、子孫は徳島藩27万5千国の外様大名として代々松平の名字を徳川将軍から授与され存続し、明治維新を迎えています。8代蜂須賀宗鎮から2代は高松松平家（水戸徳川家の御連枝）からの養子、10代蜂須賀重喜は秋田佐竹家からの養子で、元々の蜂須賀氏の血筋では有りません。また、13代藩主蜂須賀斉裕の実父が11代将軍徳川家斉であり、最終的には徳川将軍家の血筋となりました。後に侯爵に任ぜられ、紀州徳川家・水戸徳川家と並ぶ屈指の富豪華族として知られました。采配とは「采配」は「戦場で大将が武士や雑兵（ぞうひょう）などを指揮する際に振った道具」のことです。この道具を振り、あることを命令して人を動かしていたことから「采配＝指揮（しき）、指図」という意味になりました。本采配は江戸期の作で蜂須賀家伝来の貴重な采配ですご興味のある方に特別に格安にて御提供いたします。